グロリアスアルティメットブリザード・フレアIV

こうしてプーニアナ卿によりムニュー平原は統治されぺーロドリの街にも平和が訪れた、しかし崩壊したかのように見えたビッグボイン帝国のスパイは既にプーニアナ卿直下のアリロナール騎士団に忍び込んでいたのであった・・・

 

それから数百年かけてスパイによる改革がありプーニアナ・ディラックス伯から4代後のプーニアナ・ミラ伯によりムニュー平原も改築されなんともそそる双丘が誕生した、この双丘に関しては賛否両論だったのだが後日王国から配布されたパッケージの子がかわいかったのでみんな納得した、ほんとか?

 

今回はこの双丘の改築におけるぺードロリ国民の争いを掘り下げていこうと思う。

 

まず初代プーニアナ・ディラックスの時代のムニュー平原はプーニアナ家が誕生する以前からのありのままの姿であった、彼は旅の最中にこの平原を見てこう言ったという。

 

「あぁこれはすばらしい、起伏も何もない、ただそこに皮膚があり突起がある、これは数多の可能性を秘めておきながらそれを未だ芽吹かせていない、ここから全てを始めようーーー」

 

そうして建国されたのがぺーロドリ王国であり彼もプーニアナ家の当主として国を、そして何よりも尊いムニュー平原を治めていたのであった。

 

しかしこの頃からムニュー平原の無限の可能性を見出した他国の者が"キョニュー平原化計画"を企てていたのであった、これの筆頭であったのがビッグボイン帝国でありキョニュー平原化計画の後に"バクニュー平原化計画"、"チョーニュー平原化計画"と長い争いが起こったといわれている。

 

前述したようにビッグボイン帝国は崩壊したが紛れ込んだ残党が内部に忍び込み、結局ムニュー平原バクニュー平原化してしまった。

 

なぜプーニアナ卿が護りたかったムニュー平原はバクニュー平原になってしまったのか、専門家はこう語るーーー

 

「ムニュー平原見た人間を3つにわけるんですよ、プーニアナ卿のようにその数多の可能性を秘めている状態、それをそのまま維持したい者、次にその可能性を最大限発揮させ双丘を築き上げたい者、最後にその二つの合間、進化の途中、花が開く前でもなく開いた花でもないーーー花が開く瞬間で永遠に留めたい者、そういう3種類に別れるんですよ」

 

そしてぺーロドリ国民の大半は途中の段階にエクスタみを感じる人が多かったという、つまり内部潜入したビッグボインの策略により行われていたバクニュー平原化計画も美味いこと言いくるめられて受け入れられていたのかもしれない。

 

しかし途中段階で維持されるとおもったムニュー平原は見事なたわわとなりビッグボインによる計画が成功してしまった、反乱はあったそうだがそれはパケの子がかわいいからで収まったらしい、ほんとか?(2回目)

 

私はとある情報筋からそのパケの子を見せてもらった、確かに可愛い、どことなくディラックスのときの平原を思い出させる、そして私は見つけてしまったのだ、この争いを終結させた本当の理由を、それはパケの子の横に吹き出しとして書かれていた。

 

「成長しちゃいました。」

 

そうなのだ、そうだったのだ。

 

あのムニュー平原は確かにそのままでも美しかった、しかしあの平原は誰の物でもない、それをどうこうしたいなどとのた打ち回る権利など無いのだ。

 

形あるものはいつか崩れそして消えていく、その流れの中の一時一時が限られたものであるからこその価値なのだ、ムニュー平原も有限だからこその輝きがありそのあとに現れた双丘だってすばらしいものなのだ。

 

ムニュー平原のありのままの姿を受け入れよう、そもそも何の穢れも無いありのまま自由にのびのび成長した姿こそが我々ぺーロドリ国民の真に求めるもの、いつか、かつてムニュー平原であった双丘で、あの時そういう目でみてたでしょw、そうからかわれるのもまた―――