FileNo.7: 夢の園の住人

本記事は筆者が2033年7月のメスガキわからせグランプリにて提出したメスガキについての論文の掲載となります。

この論文は「私にとってのメスガキ」についての考察であり、これを見ている方々にとってのメスガキとは異なるメスガキについてお話することとなります。

また「私」にとってのメスガキであることもご理解いただけたうえでお読みいただけると幸いです。

 

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第27回メスガキわからせグランプリ提出作品

著者: Karnimar Ninfoskey

 

※注 運営委員会にて不適切とみられる表現については伏字にしています。

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メスガキ、2017年頃から現れ一躍人気コンテンツとなり主に成人男性用ジャンルで愛好されるキャラクター像の1種。

年齢は主に小学校低学年~中学2年くらいの思春期で容姿としては低身長、釣り目、ギザ歯、そしてなによりかわいい容姿で全国のマゾな大人をからかう様がPIXIVやOmunier、DLSiteにXXDELUSIONXX等にて確認されている。

今日はそんな愛しき天使達について私の見解を語っていこうと思う。

 

まずメスガキといえばその大人を舐めた態度だ。

子供は大人を敬うべきという認知が世間一般に広がっているこの世界では子供が大人に対して舐めた態度を取ることは美徳とされない。

しかしメスガキは大人を煽り、弱みを握り、踏みつけ、貶し、虐め―――そしてメスガキ愛好家達はそれに悦を覚えるのだ。

一体なぜか、それはメスガキ愛好家たちは全員もれなく救いようのない「マゾ」だからである。(そしておそらくはロリコンでもある。)

さらにメスガキ本人も大人に対して嫌悪感から罵倒をしているのではなく、好意の裏返しとして舐めた態度を取ってしまう節が見られている。

つまりメスガキとメスガキ愛好家の関係は一方通行もしくは平行線に見えるようで実のところは純愛なのである。

素直になれない思春期のお子様が大人に対して恥じらいからそっ気のない態度を取ってしまう、そして大人側もメスガキのそんな態度をウザがらずに受け入れてあげているのだ、この双方の歩み寄りが無ければメスガキというコンテンツは破綻してしまう。

メスガキに愛が無ければただのロリコンを気持ち悪がる子供になるし(それも一つの美徳だか今回の主旨とは異なるため割愛する)

大人に愛が無ければメスガキは自身の行動の報復を受けることとなる(それも一つの美徳だか今回の主旨とは異なるため割愛する)

愛で満ちたコンテンツであるメスガキ、しかしこのようなメスガキは現実に存在するのか?

 

答えはNoである。

 

本文章の本懐はここからとなる、私たちはメスガキに何を思い何を願い何を求めているのか、願わくば●●●●まま至れる●●の●が●●であることを祈ってここに●●を捧げます。

 

Please let this sweet dream end without waking up.

 

メスガキとされる存在はこの世には居ない、居てはならない。

もしメスガキがこの世に在るのであればメスガキという概念はここまでにはならなかっただろう。

メスガキは所謂偶像であり、極度のマゾヒズムに目覚めた大人が未だ拭い切れぬ女児への渇望を、そして自身の境遇や経験、あらゆるものからの解放と●●を求めた上で生まれた概念だ。

メスガキシチュエーションにおけるメスガキは対象の大人の容姿や気にしている事象、ひいては「こんな子供に欲情するなんて」「罵倒されて興奮しちゃうとか」のような性癖までもを詰るがこれはメスガキ愛好家である大人がそれらも含めて受け入れられたいという思いからきている。

女児というのはその身に神秘性を孕んだ存在であり人堕ち前の妖精と信仰するものも後を絶たない、逆妖精三歩————羽を失い地に落ち1歩、世に引かれて向こうへ2歩、神秘抜け落ち人での3歩———その1歩目と2歩目はまだ妖精であるからだ。

その神秘性がメスガキ愛好家達の抱える悩みをなんとかしてくれるのではないかという淡い期待、人の世に絶望し縋るのは人ではない妖精で…そしてそれらはこの世には在らず、私たちの希望として夢の中にあり続ける。

故に私達に都合がいいように作られ、そしてその片鱗は世のどこにもなく、●を得られぬ者に●を与える存在となるのだ。

メスガキに勝とうとする大人は多い、何故メスガキに勝とうとするのか、本心では負けたいというのに。

これらはメスガキによる●●を得たくないのではなく、あえてそれを拒むことでさらに燻り、燻った心は更に強いメスガキを生みだすためだろう。

つまるところガキだからガキが好きで未だ思春期を拗らせたがゆえに素直にメスガキの●●も受け入れられないのである。

それでも歩み寄ってきてほしいという心がメスガキに自身の欠点を煽り立てるような言動を起こし、メスガキはそれを本心で嫌っていないような素振りを見せ、子供相手に駆け引きをするみっともない自信を投影し、メスガキ愛好家は自浄されていくのだ。

こうして自身の内なるメスガキを手に入れたメスガキ愛好家達はさらに知識と経験を糧にメスガキを改良していく、自身が求める最高の自浄、自己完結した幸福、甘い夢に酔いしれて目の前のものに蓋をしていく。

そうして夢の中で●●、●●の●を●●●●に来る●●と●●●●ことを信じて―――

 

さて、ここまでの内容で私が持っているメスガキがかなり強い存在であることは理解いただけたでしょう?

2032年に開発された新製品ソウルビジュアライザーを用いた心象世界の具現化、それにより本グランプリ後に開催される具現化メスガキバトルイベント、「メスガキ最強決定グランプリ」にこの私が出れば優勝は間違いなし!

論文部門での出場枠は是非私に投票お願いいたします。

 

それでは10月のメスガキ最強決定グランプリでお会いしましょう!私の「ブリリアント・シャイニング・ロストバストバケーション」がお相手になりますよ!!!

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※本文章はフィクションです、実際の人物、名称、思想、現象とは一切の関連がありませんことをご理解ください。